初めに
今回は明治文学です。年などは覚えなくて結構です。
文学史覚え方
啓蒙期
明治20年ごろまで「蒙きを啓く」文学が盛んでした。
戯作文学
戯作とは、戯れに作った(つまり娯楽のため)本である。江戸時代の黄表紙、洒落本などもその一種。仮名垣魯文さえ覚えれば問題ないでしょう。
「仮名垣」は当然芸名。本名は「安西」と言います。
だから「安」と「西」から始まる作品です。
嘘です。そう覚えてくださいってことです。
仮名垣魯文「安愚楽鍋」「西洋道中膝栗毛」
本名は安西

政治小説
作者が政治主張を作品に載せて発する文学です。
三人の代表的作家と作品があります。政治の「せ」、あとはそれぞれの2文字目をつなげて
せーの!海広!
と覚えてもいいと思います。
わかりづらければ、
聖夜の広い海
と覚えてください。
それぞれの作品は覚えやすいと思います。
矢野龍溪 「経国美談」
夜景

東海散士 「佳人の奇遇」
海の舵

末広鉄腸 「雪中梅」
広末とちゅー

写実主義
人情世態をありのままに、客観的に描く主義です。勧善懲悪ではないということも重要です。
また、
*言文一致体(現実を写す)
で描かれた作品があることも重要です。
写実主義で覚えなければならないのは以下の二人。
坪内逍遥と二葉亭四迷

このように覚えてください。
写真に坪が2つ
各作品は
坪内逍遥 「小説神髄」(評論)「当世書生気質」
「しょ」
がすべてに付きます。
これで覚えられなければ
髄が坪の形
と覚えてください。
坪内の小説神髄という評論によって写実主義が興隆したとも言われています。
二葉亭四迷「浮雲」「小説総論」「あひびき」
文字数で名前の2と4から
2文字と4文字
と覚えるのもいいし、はっきりおぼえたいのであれば
雲浮きそう
と覚えてください。
「浮雲」は初めて言文一致体で書かれた作品です。
擬古典主義
江戸時代の古典に帰そうという考え方です。
尾崎紅葉らを中心に
硯友社・我楽多文庫
という会社と雑誌を立てました。写実主義と対立していたように書かれている書籍もありますが、小説神髄の影響を受け写実主義的な性格も持っていたようです。
僕は覚えやすく
車検が楽
と、写実主義としてまとめて覚えてしまいました。
明確にはまるっきり違うようなので、
議件が楽
と覚えたらいいと思います。(議件になじみがないなら車検でいいと思います)
作家とその代表作品の覚え方は、
山田美妙 「夏木立」
夏は山田!
尾崎紅葉 「金色夜叉」
紅葉は金色

です。
理想主義
ありのままではなく理想を描く、はっきり写実主義とは対立しています。擬古典主義の一部です。
覚えなければならないのは一人だけ。
幸田露伴
リコーダー (理幸田)
と覚えましょう。
その作品は
「五重塔」「風流物」
五重の幸せ、風流
と覚えましょう。
まとめ
今回は明治文学でした。まずは作者名と作品名を結び付けられるように、つぎにジャンルを言えるようにしましょう。
とにかく数が多いです!あと少しですから頑張ってください。
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